病院食代|わかりやすく解説

入院時の食事代

病院食
自己負担額
標準指定難病
小児慢性特定疾患
住民税
非課税世帯
1食460円260円210円
1日
(3食)
1,380円780円630円
1週間
(7日)
約1万円
(9,960円)
5,460円4,410円
2週間
(14日)
約2万円
(19,320円)
10,920円8,820円
1ヶ月
(30日)
約4万円
(41,400円)
23,400円18,900円

保険適用

Q
入院食代は保険が効きますか?
A

保険は効きますが、1食460円で固定の自己負担が発生します。

健康保険が効く場合のほとんどは、3割負担や1割負担のような定率の計算となります。しかし入院食代は例外で、定額割引で計算されます。病院食代の本当の値段は通常640円ですが、健康保険が180円を負担するため、患者さんの自己負担額は460円となります。

つまり入院食代は「保険は効いているけど、3割負担ではなく定額負担」ということです。ご飯は健康な人でも病気の人でも基本的には食べますので、入院患者さんもある程度は自己負担しましょうという仕組みです。

公定価格自己負担額計算方法
薬代640円192円3割負担
(70%OFF)
入院食代640円460円180円引き

また、保険は効いていますが高額療養費制度の対象外となります。

高額療養費制度

Q
入院食代には高額療養費制度が使えますか?
A

いいえ、使えません。

高額療養費制度は、保険適用の治療費全般が対象となります。入院食代も保険適用ではありますが、例外として高額療養費制度の対象外となっています。

治療費とは別に、入院食代だけで1週間につき約1万円かかりますので、ご注意ください。

病院食
自己負担額
標準指定難病
小児慢性特定疾患
住民税
非課税世帯
1食460円260円210円
1日
(3食)
1,380円780円630円
1週間
(7日)
約1万円
(9,960円)
5,460円4,410円
2週間
(14日)
約2万円
(19,320円)
10,920円8,820円
1ヶ月
(30日)
約4万円
(41,400円)
23,400円18,900円

一部の方は、割引料金が適用されます。

指定難病

Q
私は指定難病です。入院時の食事代は安くなりますか?
A

はい、1食260円となります。

小児慢性特定疾患

Q
子供が小児慢性特定疾病です。入院時の食事代は安くなりますか?
A

はい、1食260円となります。

住民税非課税世帯

Q
私は住民税非課税世帯です。入院時の食事代は安くなりますか?
A

はい、1食210円となります。

医療費控除

Q
入院食代は医療費控除の対象ですか?
A

はい、通常の食事は医療費控除の対象です。

【照会要旨】
病院に支払う入院患者の食事代は、医療費控除の対象になりますか。

【回答要旨】
病院に支払う入院患者の食事代は、いわゆる入院費用の一部であり、入院の対価として支払われるものですので、通常必要なものに限り、医療費控除の対象となります(所得税基本通達73-3)。

(注) 病室に出前をとったり外食をした場合の食事代や、おやつ代など、病院から給付される食事以外の食事の費用は、入院の対価には当たらないことから、医療費控除の対象とはなりません。

国税庁『入院患者の食事代』

コメント

タイトルとURLをコピーしました